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我が家の癒し系ガールズの日記


by emahana

ビデオ上映会

幼稚園で、12月ぐらいから4回シリーズでビデオ上映会がありました。毎回は行けなかったものの、行った時に前回のビデオも上映してもらえたので、1巻~4巻全て見せてもらうことができました。

何のビデオかというと・・・「3年間の保育記録」

リョウガ君という男の子が、3歳になったばかりでとある幼稚園に入園し、そして卒園するまでの3年間を自然にありのまま撮影して、その幼稚園の園長先生(かな?)が解説をするというビデオです。

1巻目が3歳児前半(年少)、2巻目が3歳児後半(年少)、3巻目が4歳児(年中)、4巻目が5歳児(年長)で、今日見たのは3,4巻でした。

入園したばかりのころは、何かの拍子でお母さんのことを思い出して泣いてしまうリョウガ君。そんな彼を「園でのお母さん」として支える先生。そして、リョウガ君はお母さんがいなくても先生を頼って元気になっていく・・・だいぶ幼稚園の生活にも慣れてきて、リョウガ君はいろんな工作に挑戦するものの、うまく出来なくて、それが悔しくて泣いたり癇癪を起こしてしまう・・・先生の反応を見るためにわざとおもちゃ箱をひっくり返したりなんかもしたりして。

12月に見た年少時代のビデオはそんな感じでしたが、年中になるともっとフクザツになってきます。

リョウガ君はもともと誰とでもすぐに打ち解けるタイプではありません。幼稚園では他の子供たちが楽しそうに遊んでる姿をじっと観察してることの方が多いのです。そんなリョウガ君もやっと仲良しのお友達が出来ました。その子と二人で遊びたい。だけど、そのお友達はリョウガ君だけではなく、他の子とも楽しそうに遊んでる・・・思い通りにいかないっていう葛藤、心の壁。

なかなか「一緒に遊ぼう」「仲間に入れて」っていえないリョウガ君を気にかけて、先生はいろんな遊びを提案したり、また自分から仲間に入ろうっていう気持ちを起こさせるために、時には距離を置いて待ってみたり。

リョウガ君はそんな「心の壁」に対して、幼稚園でお弁当を食べずにお腹が空いても水だけで過ごしたり、運動会では全く種目に参加しなかったりと抵抗を見せます。

年長になると、これがまたぐんと成長するんですね。
先生がそばにいないと遊べなかったのに、いつの間にか友達同士で遊びを考え出して活発に遊んだり、時には取っ組み合いの喧嘩をしたり。
苦手な工作で、出来なくて、涙が出そうになっても「眠くなってきた」ってごまかして、友達に助けてもらいながら、とうとう完成させたり。

そんなリョウガ君が卒園する場面では、胸がいっぱいになりました。
3歳~5歳の子供たちにとって、1年間、そして3年間がこんなにも密度が濃くって、ドラマティックなんだって改めて気付きました。いくつもの壁を乗り越えてきたことか!

そして、子供たちを暖かく支える先生達の姿勢!
親だと、もし自分の子供が友達と遊ばないでポツンとしてたら、「ほらー、あっちでみんな楽しそうにしてるから一緒にいれてもらっといでよー。」なんて、ついつい背中を押したくなるんだけど、先生達はじっくり待つんですよね。お弁当を何日も食べなくても、待つ。運動会なんかの園児達の活動に参加しようとしなくても、待つ。決して無視してほっといてる訳じゃないんです。じっと辛抱強く、その子供が心の中の壁を乗り越えて成長するのを、時には手助けしながら待っているのです。 どんな子供も、自分で育っていく力を持ってるんですね。

これまで通して見てきた、リョウガ君たちの幼稚園生活は、それぞれの子供の個性はあれど、今わが子らが送ってる幼稚園生活そのものなんでしょうね。
幼稚園の様子って、ポツリポツリと子供たちが家で話してくれることから、なんとなく分かってたようなきがしてたけど、きっとリョウガ君みたいに実際にはもっともっといろんな事件があって、いろんな心の動きがあるんだろうなー。

うーん、なかなか言いたいことがうまく書けないけど、とってもいいビデオでした!! 感動しました!

最後にもう一つ・・・
しょっちゅう幼稚園から持って帰ってくる、いろんな廃品(空き箱)で作った作品、お母さん達の間でよく「うちからゴミを集めて幼稚園に持って行って、それ以上のゴミを持って帰ってくる」って苦笑するあの作品って、あんなに苦労して苦労して、時には涙を流しながら作って、完成した時にはあんなに達成感を感じている大切な大切な作品だったのよねぇ。。。無下に捨てられないなぁ・・・^_^;
by emahana | 2008-01-30 22:13 | 幼稚園